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ネルソン水嶋の仕事まとめ

ベトナム・ホーチミン市でだいたい、撮影と文章を書く仕事をしています。

2015年にデイリーポータルZで書いた記事

デイリーポータルZは、一昨年(2014年)に開催された新人賞で大賞をいただいたことをきっかけにライターとして参加させてもらっています。長く続くファンの多いウェブサイトなだけあって、ネタの結果がハッキリと分かるので勉強になる。とくにべとまる以外の媒体に書くことで、ベトナムのネタは大半の人にとって興味が無いと思い知ったので、どうすれば引きがあるのか考えることは難しくもありおもしろいです。この記事では、執筆をはじめた2015年の記事を紹介します。

 

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デイリーポータルZでの記念するべき初稿。

ホーチミン観光といえばメコン川クルーズが有名ですが、こちらはサイゴン川。ネオンがきらびやかに光るディナークルーズ!じゃなく、せいぜい5人乗りの、正直ボロ感あふれる小船です。お世辞にも綺麗とは言えない見た目と水質の川を下ります。

仕入れた情報ではもっと奥まで進めたはずですが、街の発展に伴って至るところで工事が進んでおり、入れない場所も多かった。この国が発展することは住んでいる者として嬉しいけれど、船頭のおじさんはじめ多くの生活(仕事)を変えてしまっていることを複雑に感じた取材でした。まぁ、そういったテーマなので、同行してくれたベトナム人の友人は、本人の希望によりモザイクをかけています。社会主義的に。

 

 

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最初は「突撃隣の晩ごはんみたいなことがしたい!」という動機だったのですが、図らずもその時期が旧正月の大晦日(日本の大晦日と同じような扱い)直前ということもあり、急遽時期モノの食卓を見させてもらうことになりました。ただ、当時は普段の食事内容を知らなかったので、豪華なのでしょうけれど程度がいまいち分からず。

この友人の家には8ヶ月ほど後にまた行くのですが、ベトくん大きくなってました。

 

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ベトナム南部のブンタウという港町で、ドッグレースを観に行きました。

正直、いくらなんでもマニアックすぎたなぁ…と今では思っています。

個人的には「港町で!?ドッグレース!?」とワクワクして行ったのですが、自分の期待値と公開後の読者の反応とのギャップに肩がガクーンと落ちたことを覚えています。ベトナム→港町ドッグレースって、日本にいる人からすると縁遠いにもほどがありますよね。ただ、このときは理屈が分からず、しばらく同じような(日本にいる人から縁遠い)ネタを追い求めます。ただ、このレース自体は、ベトナムらしいという意味ではとてもおもしろいので、在住者の方には熱烈にオススメです。

 

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ハノイの公園で、早朝から行われている笑いヨガ。ベトナムに来て一年も経っていない頃に噂を聞いて、ずっと行ってみたかったのです。

実際、ものすごかった。おじさんおばさん(ちょっと若い人も)が集まって笑い合っている光景は異様です。が、見ているうちにグイーッとこっちまで引っ張られて、このときは前夜に4時間くらいしか眠ってなかったと思うのだけど、一案内してくれた友人と「いいもん見たなぁ」と話したことを覚えています。ウケなかったけど。

 

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ホーチミンの観光スポットであるサイゴン大教会は、落書きばかりです。ニュースでも報道されるくらい話題にも挙がって、牧師も「やめてくれ」と公言しているのですが、白昼堂々若者たちが修正ペンでレンガの壁に落書きしています。で、その内容は何なの?見てみよう!という記事です。

予想がつくかもしれませんが、ほとんど恋人たちの愛の誓い。ベトナム語のほかに、クメール語(カンボジア)、中国語、ハングルなどがありました。日本語は無かったので安心して記事が書けました。ただ、落書きの中には、日本の漫画のキャラについて書かれたものもあり、こういった形で漫画(アニメ)文化が影響を与えることは不本意だなぁーと感じた取材。

 

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取材から四年ほど前、海外旅行で見かけてからずっとずっと書きたいと思っていたものでした。あまりに精巧でものすごくインパクトがあるのですが、いくつか個人ブログで取り上げられている程度で、海外の「モノ」は観光地などの「場所」と違って知られづらいものなのかもしれません。ネタ的に、このフィギュアを使っていろいろ遊べたのでしょうけど(ダンボーをいろんなシチュエーションで撮る感じ)、そもそも祈りの対象として扱われているものなので自重しました。公開後、欲しがっている人が多かったことが意外だった。

 

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さきほどのリアル坊主フィギュアは実はこの取材のついでで行ったものなのですが、本編はあまり反応が薄かった…。タイに行ったことがある人なら耳にしたことくらいはあるかもしれません、ソンクラーン、いわゆる水かけ祭りです。これ、ワールドダウンタウンという番組で知って、10年経ってやっと現場に行けました。実際に行って撃ち合ってみたら、めちゃくちゃおもしろいですよ。街全体で銃撃戦をかましている雰囲気です。それにしても長ったらしく書いてしまったな。正直書き直したい。

 

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ベトナムのドラえもんは、日本とは版権を管理している会社が違うため、かなり目にする機会があります。といっても、その管理会社から承認されていない偽物の方が多い状況ですけどね。この記事は狙いすぎて逆にダメだった、自分がおもしろいと思うことと他人がおもしろいと思うことのバランス取りが難しすぎる。

 

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この取材が、はじめてのシンガポールでした。ベトナムが好きだと主張する人ほど、シンガポールは好まない傾向があると常々感じます。それは好みが、伝統や文化に偏重しているので、都市国家であるシンガポールは対極に値するからでしょう。私もそう感じるのかなーと思って行ったのですが、いやいやそれはそれですごいおもしろかった。小学校の頃に遊んだシムシティというまちづくりのゲームがあるのですが、それを地で行っている印象です。そして、この「The Interlace」というコンドミニアムも、その世界観をあらわす一要素だと言えるでしょう。

 

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実は、これは最初から書くつもりで取材したのではなく、次に紹介する記事にもともと含まれていたバス移動のシーンだけを切り出して膨らませた(文字数の関係から省いていた写真を追加)ものです。ベトナム慣れしちゃって、どれをどれくらい広げるべきなのかたまに分からなくなります。確かに、はじめてベトナムの夜行バスに乗ったときは、サイバー感あふれるネオンや上下二列に横三列の座席に驚いたものでした。

 

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その夜行バスで向かった先は、中部の高原地帯にあるバンメトートという街。ここでは友人が農場を経営していて、乳牛もいるんですね。その乳搾りがしたかった。といってもこれも企画の一要素で、元を辿ればサムネイルにもなっている世界一大きなバインミー(ベトナムのフランスパン)がありまして、そこに世界一大きいダチョウの卵と乳牛で世界一大きなフレンチトーストをつくろうという企画だったんですね。

 

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ベトナムのファミリーマートを取材しました。現地ならではの商品がありますが、中でもスパイシーなベトナム式コンビニおでんは珍しいもので見どころがあると思います。ちなみに、逆に私は、今の日本のコンビニがどうなっているのか分かりません。「一時帰国あるある」というネタで一本書いてみたいなと思う今日このごろ。

 

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タイトルまんまです。日本ではパクチー好きっていますけど、ベトナムでは生活に溶け込みすぎてわざわざ好きって訳でもない感じ。全くカテゴリーは違いますが、味噌汁が好きだと主張する人はそんなにいない感覚に近いでしょうか。これもリアル坊主フィギュアと同じくらいシェアされたのですが、興味深いところは、向こうがTwitter中心であることに対し、こちらはfacebook中心であるという点。というより坊主がfacebookであまりシェアされなかったとも言い換えられますが。facebookにおいては、ヴィジュアルよりもそれも含んだ話題性の方が大切なのかもしれません。

 

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この2,3ヶ月ほど前に世界中のネットメディアで話題になった、恐竜の足を持つドンタオ鶏。ハノイ近郊の街にいるということで、実際に行って来ました。実は、思っているより伸びず、公開後に頭を抱えた記事。案外、インパクトはあっても、見た目が気持ち悪いものって伸びないのかも。現地のサイトでは足を刻んで煮込んだ料理の写真が美味しそうだったのですが、農家さんからご馳走されたドンタオ鶏は正直なところそれほど美味しくもなかったです。日本人の舌に合わないだけだと思います。

 

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フェルナンド君は二年以上前から知っている友人なのですが、デイリーで書きはじめてどうしてこの時まで彼のおもしろさを忘れていたのか、と反省。しかし、実際に話を聞いてみると、ブラジルって想像以上に日系人が多く、日本文化が根付いているんですね。最近、日本の出版社が開催する漫画の世界コンテンストを知る機会があったのですが、その中でもブラジル人の入選作品が割と多かった。今、興味津々の国。

 

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カオラウの麺は歯で簡単にサクサク切れて、舌での触り心地もザラザラとしていて、好きです。ついでに三重の伊勢うどんにルーツがあるらしい。温泉たまご落としたらもっと美味しいのではないか!?と思って提案したら、いや、そのルーツの方がスクープだから…ということでこの切り口になりました。こういった歴史ネタって書いていて知見が溜まっていく実感があって好きです。カオラウ、食べてみてください。

 

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デイリーポータルZには日曜日に「たのしさ一万尺」という投稿ものコーナーがあるのですが、一時期担当させていただきました。古傷の話を教えて~ってやつです。個人的には、鉛筆ほくろを持つ人が実はめちゃくちゃいると知ったことが収穫でした。

 

古傷エピソード〜猫のケンカの仲裁だけはするな〜 - デイリーポータルZ:@nifty

古傷エピソード〜ほくろは水に浮く〜 - デイリーポータルZ:@nifty

古傷エピソード〜父の前世は多分ジャガー〜 - デイリーポータルZ:@nifty

古傷エピソード〜それもうマリオだよ〜 - デイリーポータルZ:@nifty

 

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ベトナムのストレートなネタやって、という話になりまして、コレ。タイほどではないけれど、ベトナムもそこそこ路上のB級グルメというものがあります。やって思ったことが、やっぱりベトナムらしいイメージ通りのことをすると反応が良いなと。ほとんどの人は期待している通りのベトナムの情報が見たい(厳密に言えばクリックする)のだなと思いました。これはこれでおもしろいのですけどね、個人的に課題が残った取材。

 

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一度やろうと思って出来なかった企画。今回、ハノイの知人がホーチミンで同じことをやりたいと連絡があり、それに乗っかる形で行った取材です。記事にするかどうか決めないまま、とりあえずおもしろそうだしと撮影しておいて、GOが出たのでデイリーポータルZとして記事を書いて公開しました。朝、市場に行って、そのときにあったもので料理をつくる。ベトナム人は日本人に比べて計画性が無いと聞くことがありますが、庶民の料理事情にもその特徴があらわれているなーと思った取材。計画性が無い、と表現するにはちょっと横暴ですけどね。柔軟であるとも言えます。

 

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思いついたとき、これはおもしろいぞ!と思ったのですが、それほどウケませんでした。ハノイの笑いヨガにも言えることかもしれませんが、音の扱いって難しいのかもしれませんね。おもしろいかおもしろくないか以前に、ちゃんと記事を(音を使っているならそれを聴いて)楽しんでもらえるかどうかというところで、かなり距離があったのかもしれません。本当に、デイリーポータルZで書くことは勉強になります。記事に登場する友人の作曲風景はおもしろく、個人的に収穫だった。

 

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同じテーマで複数のライターが取材する、という「とくべつ企画」なるもので、テーマは肉。そこで「ベトナムの吉野家に行って来い」という厳命が下って行って来ました。これは大変でした。

 

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中国から生まれたという、草ヘアピン(造語)。髪につけるとまるで頭から草が生えているように見えます。これがベトナムでも流行りはじめていると知って、取材。地元の大学生がハンドメイドして売っているそうで、商魂逞しいなと思った。彼らに限らずウィークエンド・マーケットでも若者たちが活躍しているし、5年10年も経ったあとのベトナムが楽しみ。これは想像より伸びなかったんだけど、夜だったので写真が分かりづらかったのかもしれない。夜にしか売られないからしょうがないけれど。

 

以上、デイリーポータルZで2015年に書いた26の記事でした。

今後は月ごとに書いていきたいと思います。